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技術と音楽とアニメと読書の健忘録

Python環境を構築できるAnaconda (2)

必要なパッケージのインストール

前回、

でMinicondaをインストールしたので、今回は Jupyter Notebook を使うために必要なパッケージをインストールしていきます。Jupyter Notebook とはブラウザ上で動く対話形式でPythonを実行していける実行環境です。Pythonだけではなく、他の言語にも対応しています。

インストール済みパッケージのアップデート

とりあえず、インストール済みのパッケージをアップデートしておきます。 Anaconda Prompt から、

> conda update -y --all
...
...
done

doneとでればOKです。

Jupyter Notebook のインストール

ます、現在インストールされているモジュールをconda listで確認してみます。

> conda list
# packages in environment at C:\Users\xxxxx\miniconda3:
#
# Name                    Version                   Build  Channel
ca-certificates           2020.1.1                      0
certifi                   2020.4.5.2               py38_0
openssl                   1.1.1g               he774522_0
pip                       20.1.1                   py38_1
python                    3.8.3                he1778fa_0
setuptools                47.3.0                   py38_0
sqlite                    3.32.2               h2a8f88b_0
vc                        14.1                 h0510ff6_4
vs2015_runtime            14.16.27012          hf0eaf9b_2
wheel                     0.34.2                   py38_0
wincertstore              0.2                      py38_0
zlib                      1.2.11               h62dcd97_4

モジュールは ]jupyternotebookとその依存パッケージをインストールします。

> conda install jupyter notebook
...
...
done

これで結構な数のパッケージがインストールされたはず。

Jupyter Notebook の起動

> jupyter notebook

これで、デフォルトのウェブブラウザが起動して Jupyter Notebook が表示されるはず。初期ディレクトリはユーザーのホームディレクトリ (C:\Users\xxxxx) の模様。

試しに、ここにtestという名前でPythonのファイルを作ってみます。

右上の方にある「New」から「Python 3」を選択します。

f:id:aokirozin:20200620125714p:plain

このような、「セル (Cell)」と呼ばれるものが出てくると思います。

f:id:aokirozin:20200620130017p:plain

ここにコードを書いていきます。「 + 」で実行できます。直接計算もできます。

f:id:aokirozin:20200620130322p:plain

変数も使えます。また、最終行に変数名を置くと変数がprintされます。print関数で表示させる場合と多少挙動が違うらしいです。

f:id:aokirozin:20200620130705p:plain

Jupyter Notebook の終了

Jupyter Notebook はブラウザを閉じても終了していません。Anaconda Prompt で終了処理を行う必要があります。Jupyter Notebook 起動中は Anaconda Prompt はログが流れっぱなしになっていると思いますが、そこで、「 + 」を押します。

[I 13:13:25.553 NotebookApp] Interrupted...
[I 13:13:25.554 NotebookApp] Shutting down 1 kernel
[I 13:13:25.757 NotebookApp] Kernel shutdown: 47bbe0c3-3582-41e3-ad40-88604875235c

(base) C:\Users\xxxxx>

みたいに、カーソルが帰ってくればOKです。

Python環境を構築できるAnaconda (1)

最近は半強制的にPythonがマイブームなのです。

といった感じでエントリーを書いていこうかと思います。

Anaconda (Miniconda) のインストール

Anacondaとは

WindowsにPythonを導入するのは面倒です。本体だけならまだしも、ライブラリをインストールするときは、依存関係なども解決しないといけないからです。AnacondaとはPython本体のインストールのみならず、関連パッケージの管理ツールや開発環境などが含まれるディストリビューションです。

ただ、Anacondaには通常では不要な大量なパッケージも含まれるため、Python本体とパッケージ管理ツール、最小限のパッケージで構成されたMinicondaをインストールすることにします。なお、インストール時に必要な容量は、Anacondaが約3GB、Minicondaが約0.3GBです。

Windows10 (1909) へのMinicondaのインストール

Minicondaのダウンロードページから「Miniconda3 Windows 64-bit」 (32bitの人は32bit) をダウンロードし、全てデフォルトの指定でインストールしましょう。

f:id:aokirozin:20200619185924p:plain

ただ、インストール先で、日本語やスペースが入っている場合、正しく動作しない恐れがあるため、そのばあいは「C:\miniconda3」にするなど、適宜対応してください。

f:id:aokirozin:20200619193558p:plain

動作確認

スタートメニューから「Anaconda3」→「Anaconda Prompt (miniconda3)」でプロンプト画面を開きます。

python -Vと打ち込んでを押してください。Vは大文字です。これはインストールされているPythonのバージョンを出力するコマンドです。

> python -V
Python 3.7.7

python --versionでも同じです。こちらはvは小文字です。

> python --version
Python 3.7.7

このようにバージョンが正常に表示されたなら、インストールはとりあえず正常に完了しているはずです。

Hello, World!

次に、PythonコードをPythonインタプリタで実行させてみます。Anaconda Prompt でpythonと入力すると、Pythonインタプリタが起動します。

> python
Python 3.7.7 (default, May  6 2020, 11:45:54) [MSC v.1916 64 bit (AMD64)] :: Anaconda, Inc. on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>>

>>>の後にprint("Hello, World!")と入力してみます。

>>> print("Hello, World!")
Hello, World!
>>>

print関数は文字列や数値を出力する関数です。

インタプリタからでるときはexit()と入力します。

>>> exit()

>

Pythonのリスト内包表記

放置してたけど久しぶりに書く。 完全に自分用メモ。

a = []
for i in range(10):
    a.append(i)

みたいなものを

a = [i for i in range(10)]

とワンライナーで書けるらしい。 正直めちゃくちゃ読みにくい。

# [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]

というリストができる。

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