aokirozin's log

技術と音楽とアニメと読書の健忘録

HD60 S と OBS Studio でゲーム映像をキャプチャする (動作確認編)

Elgato HD60 S

キャプチャデバイス Elgato HD60 S がたぶん一番売れているし定番だと思う。ゲーム配信に使うなら、ハードウェアエンコードタイプじゃなくて HD60 S のように、ソフトウェアエンコードタイプが遅延しなくてよいらしい。

なお上位製品の HD60 S+ もあるけれど、これは4Kキャプチャと4Kパススルーができるので必要な人はこちらを。あとで説明するかもしれないけれど、4Kパススルーは分配器で解決できるので、フルHDまでのキャプチャで良いという人なら HD60 S で十分じゃないかと思う。

OBS Studio

ダウンロードサイトからOSを選択して、ダウンロードし、インストールする。

Elgato Game Capture

Elgato のウェブサイトからキャプチャデバイス名とOSを選択して Game Capture をダウンロードする。

Windowsの場合

Game Capture をそのままインストール (Sound Capture はインストールしてもしなくてもよい)。

Macの場合

OSB Link というソフトウェアもダウンロードしてインストールする。途中、OBS NDI Plugin など、いろんなパッケージのインストールを促されれるがとりあえずすべてインストールする (OBS NDI Plugin は必須)。

Game Capture での動作確認

Windowsの場合

Game Capture を起動する (OBS Studio は起動していないこと)。

f:id:aokirozin:20200921155036p:plain

①「デバイス」で HD60 S が認識されていて、選択されていること。②画面にキャプチャ映像が映っていること。③「ゲームオーディオ」のレベルメーターにキャプチャ音が入力されていることが確認できること。

うまく認識しないときは、Game Capture を再起動してみる。

Macの場合

Game Capture を起動する (OBS Studio は起動していないこと)。

f:id:aokirozin:20200921160443p:plain

Windowsの時とまったく同様。①「デバイス」で HD60 S が認識されていて、選択されていること。②画面にキャプチャ映像が映っていること。③「ゲームオーディオ」のレベルメーターにキャプチャ音が入力されていることが確認できること。

うまく認識しないときは、Game Capture を再起動してみる。

OBS Studio での動作確認

Windowsの場合

OBS Studio を起動する (Game Capture は起動していないこと)。

f:id:aokirozin:20200921182520p:plain

f:id:aokirozin:20200921182704p:plain

「ソース」の左下の「+」をクリックして「映像キャプチャデバイス」を選択する。

f:id:aokirozin:20200921182934p:plain

「新規作成」を選択して、名前を適当に入力して (ここでは「HD60 S」)、「OK」をクリックする。

f:id:aokirozin:20200921183228p:plain

プロパティ画面では「デバイス」から、Elgato Game Capture HD60 S っぽいものを選択する。きちんと選択すれば、画面にキャプチャされた映像が映る。そのほかの項目はそのままで「OK」をクリックする。

f:id:aokirozin:20200921184258p:plain

①画面にキャプチャされた映像が映っていること。②「音声ミキサー」の「HD60 S (ソースを追加したときにつけた名前)」のレベルメータが振れていて、音声もキャプチャされていることが確認できること。

次に実際にキャプチャされている音声をモニターしてみる。「音声ミキサー」のレベルメーターのエリアを右クリックして「オーディオの詳細プロパティ」をクリックする。

f:id:aokirozin:20200921194003p:plain

①の「音声モニタリング」の項目でモニターの出力を制御する。初期設定ではすべて「モニターオフ」になっているので、映像キャプチャデバイスである「HD60 S」を「モニターと出力」に変えてみて、音声がパソコンから聞こえるか確認する。なお、「モニターオフ」は出力はされるがモニター音としては聞こえない。例えばマイク音などはモニター不要と思えば「モニターオフ」としておけばよい。

また、デスクトップ音声などの余計な音を入れたくなければ、ミュートしておけばよい。マイクの歯車アイコンをクリックし、「プロパティ」からマイクのデバイスを選択できる。そのほか、ソースからさまざまなものを追加していくことができる。

Macの場合

OBS Link の設定

f:id:aokirozin:20200921211456p:plain

メニューバーにある OBS Link で「Game Capture HD60 S」が選択されていることを確認する。選択されていなければ選択する。そもそも OBS Link がメニューバーになければ起動する。その後、「環境設定」をクリックする。

f:id:aokirozin:20200921212115p:plain

①「OBS NDI Plugin」が正常にインストールされ、認識されていること。②「キャプチャデバイス」が「Game Capture HD60 S」となっていること。その他「出力フォーマット」などは適宜変更してもよい。

OBS Studio の設定

OBS Studio を起動する (Game Capture は起動していないこと)。

f:id:aokirozin:20200921210448p:plain

f:id:aokirozin:20200921210832p:plain

「ソース」の左下の「+」をクリックして「NDI Source」を選択する。

f:id:aokirozin:20200921212722p:plain

「新規作成」を選択して、名前を適当に入力して (ここでは「HD60 S」)、「OK」をクリックする。

f:id:aokirozin:20200921215831p:plain

プロパティ画面では「デバイス」から、「OBS Link」と付いているものを選択する。そのほかの項目はそのままで「OK」をクリックする (この画面ではキャプチャ映像が映らない場合がある)。

f:id:aokirozin:20200921221118p:plain

①画面にキャプチャされた映像が映っていること。②「音声ミキサー」の「HD60 S (ソースを追加したときにつけた名前)」のレベルメータが振れていて、音声もキャプチャされていることが確認できること。

次に実際にキャプチャされている音声をモニターしてみる。「音声ミキサー」のどれかのデバイスの「歯車アイコン」をクリックして「オーディオの詳細プロパティ」をクリックする。

f:id:aokirozin:20200921222024p:plain

Windowsの時とまったく同様。①の「音声モニタリング」の項目でモニターの出力を制御する。初期設定ではすべて「モニターオフ」になっているので、映像キャプチャデバイスである「HD60 S」を「モニターと出力」に変えてみて、音声がパソコンから聞こえるか確認する。なお、「モニターオフ」は出力はされるがモニター音としては聞こえない。例えばマイク音などはモニター不要と思えば「モニターオフ」としておけばよい。

また、マイクの歯車アイコンをクリックし、「プロパティ」からマイクのデバイスを選択できる。そのほか、ソースからさまざまなものを追加していくことができる。

次は、OBS Studio の詳しい設定をしていく。

2020 © aokirozin