VPSを借りると、VPSのIPアドレスとroot (スーパーユーザ) のパスワードが送られてきます。
初期状態ではVPSが起動していないので、VPSのコントロールパネルからログインします。さくらのVPSだと以下のような画面です。ここで、パスワードはコントロールパネルに入るためのもので、VPSのrootのパスワードとは異なります。さくらのVPSでは初期パスワードは両方とも同じなので紛らわしいですが。
コントロールパネルにログインしたら、VPSを起動させます。「仮想サーバ操作」の「起動」ボタンを押すだけです。
「ステータス」が「稼働中」になりました。これで準備完了です。
まずはSSH (Secure Shell) を使ってVPSにリモートログインをします。SSHクライアントソフトは、いろいろありますが、Poderosa (ポデローサ) を使うことにします。ZIPファイルを適当なフォルダに解凍して、Poderosaを実行します。
「ファイル」→「新規Telnet/SSH接続」で、必要な情報を入力します。「ホスト」にはVPSのIPアドレス、「アカウント」にはroot、「認証方法」はパスワード、「パスフレーズ」にはrootのパスワードを入れて、「OK」を押します。初めて接続するときに、「SSHサーバの公開鍵はssh_known_hostsに登録されていません。登録して続行しますか?」と聞かれるので、「はい」を選択します。
[root@ホスト名 ~] #
というプロンプトが出れば接続完了です。これでLinuxコマンドを利用してVPSをリモート操作できます。これはホスト名にrootというユーザでログインしていて、今はホームディレクトリ (~) に居ることを示しています。ホスト名はさくらのVPSの初期状態だと「wwwなんたら」になるかと思います。
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